2025/07/25
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カーエアコンが効かない原因は?よくある故障と対処法【整備士が解説】
夏場になると「エアコンが冷えなくて…」という相談が一気に増えてきます。
渋滞中にぬるい風しか出なかったり、急にエアコンが効かなくなったり、症状はさまざま。でも、よくあるパターンって実はだいたい決まってるんです。
この記事では、現場でよく見る「エアコンが効かない時の原因と対処法」をわかりやすくまとめました。「ちょっと怪しいな」と感じたら、早めのチェックがおすすめです。
✅ 原因①|ガス漏れ or ガス不足
いちばん多いのが、このパターン。カーエアコンは「冷媒ガス(エアコンガス)」が無いと、冷えなくなります。
ガスは年数が経つと自然に減ることもありますし、どこかから漏れてることもあります。
- 冷たい風が出にくい(ぬるい風)
- 走ってると冷えるけど、信号待ちではぬるくなる
- 風量はあるのに冷たさがない
「ガスだけ入れてください」って言われることも多いですが、ガスが減ってる原因がわからないと、またすぐ効かなくなることも。
まずは漏れがあるかどうかの点検が大事です。
⚠️ 原因②|コンプレッサーのトラブル
コンプレッサーは、エアコンの「心臓」です。ここがダメになると、ガスが循環しないのでまったく冷えなくなります。
- エアコンのスイッチを入れても冷えない
- 「カチカチ」と小さな音がするけど風はぬるい
- ヒューズが切れた、焦げ臭いニオイがする
この部品、実はけっこう高額です。なので早めに異変に気づけるかどうかがカギになります。
音やニオイ、電源まわりなど少しでも「あれ?」と思ったら、点検しておくと安心です。
🌬️ 原因③|電気系 or ファンの不具合
「ガスも入ってるし、コンプレッサーも動いてるのに冷えない」…こんなときは、電気系や冷却ファンのトラブルが疑わしいです。
ヒューズ・スイッチ・リレーなど、ちょっとした部品が原因になることもよくあります。
- 電装系のトラブルは症状が出たり出なかったり
- ファンが回っていても風量が弱いケースもある
- 渋滞中に急に冷えなくなるのはこのパターンが多い
こういった細かい部分は、ちゃんとした点検機材と経験がモノを言う世界です。気になる方は、まずは点検からご相談ください。
🔧 まとめ|放っておかずに、まずは点検から
エアコンの不調って、暑い季節には我慢できないですよね。
でも、「まだ冷えるから…」「とりあえずガスだけ入れとこう」で済ませてしまうと、あとから大きな修理になることも少なくありません。
Sun Eightでは、カーエアコンの診断・修理を専門的に行ってます。三原市周辺の方は、是非お気軽にご相談ください!